税理士松尾ブログ

松尾ブログ

定点観測は自己資本比率から

2019-12-28

テーマ:決算書の見かた

 

弊社では月々の数字や決算のご報告の時にはオリジナルのチャート式決算書でご報告をしています。

 

 

サンプル

 

その名の通り「チャート」なので、財務が視覚的にとらえやすくなり、
お忙しい経営者にも状況が直感で把握できますし後継者教育にも役立ちます。

 

そしてチャートとともに「財務指標」もピックアップして表示をしており、お客様にもよりますが、
だいたい5〜8個をピックアップさせて頂いています。

 

しかし「手元キャッシュ」を除いて、

どの財務指標が最重要なのか?

 

とよく聞かれます。

 

 

となるとやはり「自己資本比率」になろうかと思います。

 

財務指標には数えきれないくらいの種類があり、他にも当然大切な指標はあるのですが、

中小企業の実務においてはやはり自己資本比率かと。

 

 

これは会社の総資産のうち何%が自分の資産か、を示す財務指標になります。

(自分の資産でない部分は借入や負債に依っていることになります。)

 

自己資本比率を一朝一夕に増やすことは困難です。

 

まず会社の総資産を意識することが必要ですし、

総資産を意識した結果、一時的に自己資本比率を悪化させる策も必要になるかもしれません。

 

負債を削減すれば自己資本比率は好転しますが手元キャッシュが悪化します。

 

利益は出たけど自己資本比率は悪化した、というケースもあります。

 

いずれにしても常にウォッチし、検証を重ねていくことが重要で、
税理士法人あおば自身も例外ではなくこの数値をウォッチし続けています。

 

人間でも毎年の健康診断で必ずチェックする項目(コレステロール値、中性脂肪、、、等々)があるのと全く同じです。

 

財務の「定点観測」は自己資本比率から。

 

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大学生と地方の中小企業との接点を増やせないかと考えています。

2019-12-18

テーマ:セミナー報告

 

いま、とある大学生の団体のご代表と打ち合わせを継続しています。

 

ご代表といっても、学生団体のご代表ですので

当然、現役の大学生です。

 

関西の公立・私立の大学生にネットワークを構築され、

「大学生と中小企業とをつなぐ」活動を展開しようとされています。

 

 

大学生にとって就職活動の対象に「中小企業」が挙がることは稀でしょう。

 

 

しかし、中小企業の、特に地方の中小企業にとっての人材不足は深刻です。

されど、地方には素晴らしく頑張っている中小企業がたくさんあります。

大企業では味わえない、社長との距離感の近さや業務範囲などの魅力もいっぱいあります。

 

何より、地方においては中小企業の存在そのものが「まちの風景」なわけです。

なんとしても継続・発展してもらわないといけません。

 

ということで、奈良の中小企業と現役大学生がどうやってつながって頂くか、

について率直にお話あいを重ねています。

 

 

そして話しているだけではつまらないので

 

天理教教会本部にて

天理教本部を訪れた松下幸之助氏が「理念や信じる力」の強さを認識されたというエピソードのご紹介、

 

石上神宮にて

由緒、神社と神宮の違い、ついでに内山永久寺と廃仏毀釈のお話し、

 

洋食カツイさんにて

エビフライのランチと、お店や山の辺の道のご説明。

 

と、ひとしきりの松尾バージョン天理市内観光案内

ガイド付きだと面白い!と大学生にも喜んでいただけました。

 

一見すると、平日の昼間から大学生と一緒に観光したり昼ごはん食べたり、

松尾さん何やってんの?って感じかもしれませんが、地方の実情と魅力を知ってほしいがためのことです。

 

日本の地方には素晴らしい場所やコトがあります。

会社も同じ。

地方にも魅力的な会社はたくさんあります。

 

 

具体的な企画は年明けに。

なんとかお客様に喜んでいただける企画となるよう、もう少しつめていきます。

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存在そのものが地域に必要とされるよう

2019-12-11

テーマ:セミナー報告

 

ことし新しく立ち上げた団体である「一般社団法人STAGE」で、

 

「しめ縄づくりプロジェクト@石上神宮」を開催しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年末になるとスーパーでも販売される「しめ縄」。

 

しかし近年はしめ縄といいつつも中国産の水草で作られていることもしばしば。

水草ですのでもはや「稲わら」ですらない、という事実。

 

これは由々しき事態だ、ということで

 

廃仏毀釈の影響から日本で唯一お寺のない自治体となり、神道の村と呼ばれる

岐阜県東白川村で大切に育てられた稲わらを使い、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本最古の神宮である石上神宮の神職の方に作って頂いた紙垂(しで)を使い、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分の手でしめ縄をつくります。

 

 

 

 

 

 

 

 

稲わらの感触を楽しみながら、

最後には小学生でも作れるようになります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンケートにあるように、

しめ縄とは?

鏡餅とは?

お年玉とは?

お正月とは?

 

という当たり前に過ごすお正月の風物詩に込められた、

私たちが古代から大切に受け継いできたものの「意味」

ご説明しながら進めていきました。

 

 

当たり前にあることは、あえて向き合おうとしなければその大切さに気付くことが出来ません。

大切さに気付けば、感謝の心が芽生えます。

感謝の心が芽生えれば芽生えるほど、幸せを感じることが出来ます。

 

 

このしめ縄づくりプロジェクトは全国で繰り広げられている運動で、

http://www.icpa.jp/shimenawa/index4.php

奈良県内の運動は「一般社団法人STAGE」で受け持たせて頂きました。

 

最近では海外での開催や企業での開催もされているようです。

 

 

日本は長寿企業が多いことが知られています。

 

一般的には会社でいちばん上に立つのは社長。

でも日本では、社長の上に、さらに「理念(つまりは価値観)」を掲げます。

 

社長の存在を上回る概念を掲げ、それを「信じる力」こそが日本の企業の強さであるように思います。

神道という古代から私たちに染み付いた習慣が、その「信じる力」の土壌にもなっているのでしょう。

 

老若男女30名にお越し頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

開催させて頂けたことに感謝。

 

一般社団法人STAGEの存在そのものこそ、そして税理士法人あおばの存在そのものこそ、

地域に必要と言ってもらえるようまだまだは続きます。

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黒字決算割合が70%を超えてきました。

2019-12-07

テーマ:税理士@松尾

 

弊社の黒字決算割合(12か月トータル)が

70%を超えてきました。

 

この厳しい経営環境下でも、

ほんとに、前を向いて頑張っていらっしゃるお客様が多く、頭が下がります。

 

10年以上にわたり、

私たちがセミナーをはじめとした様々な企画を催して、

それがきちんと開催させて頂くことが出来るのも、勉強熱心なお客様のおかげ。

 

私たちも負けじと情報収集とアウトプットを今後も心がける次第です。

 

 

税務申告で赤字ということはそれだけキャッシュが出ていってるということ。

我々がお客様をちゃんとサポートできているかどうか、我々がいい仕事をできているかどうか、

そのバロメーターは「黒字決算割合」だ。

 

弊社内部でも常々啓蒙してきました。

 

実際のところは黒字が全てではない、というのも現実だとは思います。

 

 

しかし、基本は「一点集中・一点突破」。

新規契約を頂戴しながらも、長きにわたりこの数値をウォッチしています。

 

その間、今も、様々な流行があります。

 

人材紹介の紹介手数料は、分かりやすく高止まったまま。

高止まったままだから、、、といってリファラル採用。

 

・・・人手不足の時代の暁には人余りの時代が来るはず。原理原則通り、税理士の価値を語って採用を続けたい。

 

 

ことさらにSDGsが叫ばれますが、

日本は昔から三方良しと言って自分、お客様ともうひとつ、世間様を重んじてきました。

 

・・・Win-Winの関係を超えた、価値観の一致の関係性を重んじてきた文化がもともとあります。

 

 

今は確かに大変ですが、流行があれば廃りもある。

 

原理原則を大切に、

お客様に「安心」をもたらす専門職コンサルティングファームに近づけるよう、

キャッシュリッチへのサポートができる体制づくりを進めていきます。

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