税理士松尾ブログ
奈良の若手経営者向けシンガポール視察ツアーを企画する理由として
2019-05-29
テーマ:税理士@松尾
第1回関西統合型リゾート展!。
に滑り込もうと会場に行ったが間に合わず、、、
その後は
シリコンバレー・深圳・エストニアに行っても日本には落とし込めないよ、というお茶会に参加。
米中貿易摩擦の背景
Brexitの今後の動向
そして何より、この関西圏・地方ひいては日本としてどのように生き残るのか、言い換えれば次の世代につなぐために私たちに何ができるのか、
という視点から色々とアドヴァイスを頂きました。
奈良県からの参加はもちろん私ひとり。。。
次の日は偶然にも「うめきた」近くで。
今はまだ工事中のこの「うめきた」。
その将来的なイメージも公開されましたね。
⇒記事
ビジネスの基本は「人」。
関西で進む民営化・規制改革の流れとともに、
うめきたやIRに世界中から人が集まり、様々な機能のハブとなること期待しています。
いろいろな思惑もこれから出てくるでしょう。
⇒参考記事
わたしのイメージですが、関西に「シンガポール」が出現するイメージ。
その時に備えて。。。
これは今、経営者向けのシンガポール視察ツアーを企画実行している理由でもあります。
シンガポールすごいな~
で終わる視察は誰でもできます。
で?
関西は、奈良は、何が出来るの?
その視点を加えて自分のできることを行動に移し続けたいと思っています。
いまは圧倒的な人手不足。
私ども「税理士法人あおば」も例外ではありません。
勤務地が奈良県というだけで人材獲得面では相当なハンデを背負っています。
はっきり言ってご提供しているサービスと教育面は一流ですが、
はっきり言ってイメージ的なオシャレ感はありません。
みんな東京に行きたがるのです。
でもうろたえてはならない。
世界中どこに行っても
価値を変えることなく
価格さえ変えることなく
提供できる価値を見つけよう。
そしてそれを試そう。
緩やかな規制の地で。
中小企業にもできる。
そんな機会提供を、私ももっと「見える化」していくつもりでいます。
松尾肝いりの【プライドツールボックス】とは?
2019-05-26
テーマ:税理士@松尾
わが社では各人がお客様にご提案して喜ばれたツールや
お役立ちツールをクラウド上で共有しています。
題して「プライドツールボックス」。
私も20年の実務経験から得られたものを全てアップしています。
ノウハウの塊です。
いまのところ300個近くのツールが格納され、毎週全社員にこんな社内メールが届きます。
私自身、40代のテーマは「恩返し」と位置付けている都合上、
今まで吸収させて頂いたことを全て社員に浸透させ、
価値ある税理士がさらに量産されることを願っています。
もちろん、与えるばかりでなく社員から提供されるものもちゃっかり吸収させて頂くつもりです(笑)
ただ、これもただのツールです。
ただの道具ですのでそれを扱う人間によって効果が変わります。
そのあたりの原理原則もまた、肝に銘じ、
プライドツールボックス略して「P-box」にさらに格納していこうと思います。
わんぱく相撲山の辺場所
2019-05-22
テーマ:税理士@松尾
今年で32回目を迎える「わんぱく相撲山の辺場所」。
相撲という武道を通じて
勝ち進むにつれて顔つきが変わる子供
負けて泣きじゃくる子供
極度の緊張から呆然とする子供
いろいろと表情がありますが、それもすべて必然。
こんな貴重な機会提供を頂くことはありません。
天理青年会議所の皆様に感謝。
30年以上も続くからこそ主催者側としては悩ましい部分もあると思いますが、
それぞれの会員の経営の傍ら、このような青少年育成にいそしむ姿勢に敬意を表します。
形を変え、姿を変え、今後も試行錯誤を続けて頂ければと思います。
要は行動が大切で、たとえ一時は足を踏み外したとしても、
その場その時に真剣でありさえすれば、
その足跡は黄金に輝いていると思いますので。
家賃を1年分前払いして節税?することの盲点
2019-05-19
テーマ:経営を守る情報
いわゆる「短期前払費用」という特例を利用してその期の納税額を少なくする手法があります。
ざっくり申すと、
・1年以内に役務提供を受けるものを
・前払いして
・継続して支払日に損金処理
している場合は、たとえ支払内容が「1年分」であってもその期の損金とされるものです。
家賃や生命保険料を1年分前払いするケースなどが分かりやすいですね。
毎月定額で支払うものについては「どうせ払うんだから」ということで決算対策として「1年分前払い」、というのが話題にも上りやすいのが事実です。
しかしこれには盲点があります。
あくまで対象は「等質等量」のサービスのみであること。
家賃や生命保険は毎月提供される内容が等質等量ですが、たとえば毎月かかるものとして「税理士報酬」はどうか?
というと、これはNGです。
毎月同じ「サービス内容、サービス量(=等質等量)」ではないから、
というのがその理由です。
(税理士業界全体を見渡すと、残念ながら等質等量になってしまっているケースもあるとは思います。)
また、その前払金額がその会社の総経費と比べて非常に大きい場合に否認された地裁判決もあります。
また、例えば100万円前払いして30万円の税金が安くなったとします。
キャッシュベースでいうと70万円が塩漬け(前払い)になったままです。
このキャッシュをいつ取り戻せるのか?
というと、(賃貸借契約などの)解約の時です。
キャッシュフローには悪影響を及ぼす手法です。
したがって現実的には
・解約返戻金がある生命保険料の一年分前払い
・地代家賃の支払い先が社長自身や同族関係者
であれば活用効果があると思います。
世の中で「節税」と呼ばれるもののほとんどに盲点がありますしキャッシュの流出をともなうと思っておいた方がよいと思います。
決算時にあせって駆け込むのではなく、本当に効果のある対策を適時に打てる「環境」をつくることも経営者の大切な役割です。
年次有給休暇5日付与を考える会
2019-05-12
テーマ:セミナー報告
年次有給休暇5日付与を考える会
と題し、97回目の「あおばセミナー」を開催しました。
講師は、あおば社会保険労務士事務所の中川。
ちょうど20名の経営者と総務担当者にお越し頂きました。
この4月1日から
・従業員側に新たに発生した権利
・経営者側に新たに発生した権利
・実務上で想定される疑問
を質疑応答形式で開催。
私も一受講者として聴講しました。
私の方でも有給のご質問をよくお受けします。
Q:当社のように随時入社の職場は有休管理はどのようにしているのですか?個別?それとも期日を決めて一斉付与?
A:人数の少ない会社は個別管理されていますが、多くなると個別管理では大変ですので一斉付与が多いように思います。
一斉付与日は1月や4月または決算月といった日にされています。
または付与日は4月と10月、とか年2回に設定することもOKです。
みたいな感じです。
使用者側からすると困惑以外のなにものでもありませんが、
「労働者がそれぞれの事情に応じた多様な働き方を選択できる社会を実現する」
という目的を社会全体として達成する、良くも悪くも大きな「流れ」になるように思います。
使用者側としては、有給の付与を失念しないというだけではなく、
「私は仕事が大好きなんです。有給なんて不要です!」という社員にも、
⇒「ありがとう。でも休んでね。」という風に気を配らなければなりません。
そして来年からですが、、、残業時間の上限規制。
いまは「有給」のことで話題は持ちきりですが、個人的にはこちらの方が気がかりです。
来年の今頃は「残業」についてもっと話題になっていることでしょう。
特に
「建設業」
「運送業」
「医業」
の経営者さま。
これらの業種は2024年3月まで猶予がありますが、
猶予があるということは、現実を鑑みると導入までのハードルが高いということ。
「雨で作業が出来なかった。」⇒「日曜日に出ないといけない。」
こういう致し方ない場合も規制の対象。。。
後悔しないようにするには、積み重ねでしかできない。
弊社も例外ではなく繁忙期は今まで以上の注意を払う必要がありますので、
こんなイチロー選手の言葉が響きます。
好きな天気は?と聞かれたら。
2019-05-08
テーマ:税理士@松尾
好きな天気は?
晴れ?曇り?雨?
と聞かれると間違いなく「雨上がりの晴れ」と答えるであろうわたし。
令和の幕開けもまさしくそんな天候となりました。
(参考ブログ:時代の節目によせて)
毎年ゴールデンウイークに参加させて頂いている、近所の小学校の清掃事業。
清掃事業と言うのでしょうか、ボランティア活動と言うのでしょうか分かりませんが、
こういった活動の「あり方」として
生かされていることにまずは感謝。
そして感謝しているだけでは申し訳が立たない!
何とかご恩返しをしなくては!と燃えあがる心のもとに行われること。
というお話を聞きました。
自分の心と向き合いながらグラウンドに生えている雑草を抜き、落ち葉を拾う。
ホントに何をさせていただくにせよ、
その心の持ちようによって如何にでも変わります。
掃除というありふれた事象でさえ、その「あり方」を把握した上で行動を取るのと取らないのとでは向き合い方も変わるし終わった後の実感も変わるものでした。
会社の基礎は○○
2019-05-05
会社の基礎は「株主」。
ということで開催した株主戦略セミナー。
うちの株主ってどうなってたっけ?と社長様から聞かれることもあるのですが、
その社長様が頑張って頑張って利益を出し、税金を払い、残ったものは
全て「株主」に帰属します。
うちは子会社だから、という場合は株主は親会社という会社なのですが、
その親会社の株主は「個人」です。
結局は、会社のもとをたどっていくと
「個人である株主」にたどり着くのです。
税理士に聞かないと分からない。。。ってそれはアキマセン。
その株主に他人さんを入れますか?
従業員さんを入れますか?
名義だけの株主さんはどうしますか?
株主は必ず個人だから病気もするし相続もある。どうやってつないでいきますか?
やはり、100%同族支配が理想です。
それを保つためには計画的な移転が必要です。
そして株式という「モノ」が動く時には税金が発生します。
最低限、決算の時には見直さないといけません。
会社の基礎であるにも関わらずなぜか普段は盲点となっている「株主」という視点。
会社経営ってホントに大変なのです。
さまざまな切り口で会社を見ていかねばなりません。
その翌週には「日本の基礎」のセミナー。
君が代の歌詞を現代訳すると
あなたがいる世界が永遠に続きますように。
小さな石が集まりやがて大きな岩となって苔が覆い尽くすまで。
そんな意味になるそうです。
私たちは何者で、どこから来たのか。
そんな基礎といいますか、「軸」って大切なんだと思うのです。
日本定例研究会として、第一回目を主催させて頂きました。
(懇意にさせて頂いている一般社団法人国際教養振興協会さまとの共催)
国民は記憶の糸でつながっていると言います。
神話を忘れた国民は100年以内に滅びるとも言われます。
ルーツの否定は自己の否定と同じです。
平成の終わりに、
会社の基礎
に引き続き開催した
日本の基礎。
老若男女さまざまな方にお越し頂きましたが、
「さざれ石、ネットで探してます!」というご感想もいただき、やってよかったと一安心。
今後は2か月に一度くらいで開催していければと思っています。
東京オリンピックの選手村跡地、マンションにするんですね。。。
⇒五輪選手村跡地の再開発全容、東京の“どまんなか”に5632戸・人口1.2万人の街が誕生
完全に「人口がこれからも増える」前提のモデルなのでは?
これは地方にとっては何の参考にもなりません。
かつて札幌で冬季オリンピックが行われたあと、その跡地は住宅地になりましたが現在の札幌市南区は空家も目立ち、なかなか厳しい状況のように思います。
大阪万博が世界中から人を呼び寄せようと、MICEやF1を誘致して跡地利用するのと対照的です。
京都と同じく、奈良も夢洲と一直線でつながる予定です。
地方にとって大切なのは人と人との「交流」と、
何よりその地の人間が魅力的であること。
軸のないままの交流は単なる混沌(カオス)です。
軸があれば魅力はさらに増すでしょう。
とにかく「良くなる」。
良くなると思うことを行動に移す。
その一点に賭けて
事業と
会社と
自分自身を
磨き続けていきたいと思っています。
ワンストップで親切。相談してよかった。
2019-05-01
テーマ:税理士@松尾
私たちには律義と言っていいほど春夏秋冬が周期を繰り返して訪れます。
4つの異なる季節と季節との間(スキマ)には古傷が疼いたりと普段とは違うことが起こるため、それを「節目」として大切にしてきました。
天理市に陵墓がある崇神天皇の御代に、それまで宮中で祀られていた天照大神を皇居の外に遷し、思想や信仰の対象をあえて分散し、そこにもまたスキマを生みました。
そういった季節や思想のスキマを「優しさ」とか「思いやり」でもって埋めて新たな価値を創り出そうとする行為を絶え間なく漆塗りのように繰り返し、素晴らしい文化を育んできたのが私たちの暮らす地域であろうと思います。
そして思えば事業もまた、「スキマを埋める」行動であろうと思います。
まだまだ社会には満たされていないスキマがあって、そこにビジネスチャンスが生まれ、投資をし、回収をする。事業とはその繰り返しなんでしょうし、その行為のことを「変化」というのであろうと思います。
新元号となるにあたり、わが国最初の元号は「大化」であるらしく、日本人というのはその昔から「変化」を志向してきたのだなと勝手に解釈し、勝手に感心していた次第です。
トンネルを掘る工事は、「基準点」を常に大切にすると教えて頂いたことがあります。
トンネルを掘り始める最初の地点を「基準点」と定め、掘り進む都度、常に基準点に立ち返り、基準点からどれくらい進んだかを常に確認しながら作業を遂行するそうです。
同じように私たち個人や企業にも基準点や原点があるはずで、その原点に立脚した強みや固有技術があるはずです。
「強みのない企業なんてない。でも強みは一つしかない。」と言われます。
選挙、消費増税、人手不足。さまざまな変化が訪れますが、基準点に立脚した自らの強みでもって社会のスキマを埋める経営努力を続けていかなければなりません。
私どもも、セミナー等による情報発信、海外を含む様々な士業との連携、チャート式決算書のご提供をはじめとし、昨年からは国家的な課題である「事業承継」にも注力してまいりました。
ただでさえ後回しになりがちなテーマですので私どももできるだけ早い時期からの本質的価値のあるご提案を心がけているところです。
しかしながら一方で世間には様々な情報が溢れかえり、全体的な考察を加えることなく、贈与税が100%猶予される納税猶予制度の単発的な情報だけが独り歩きしてしまっている感覚もございます。
事業承継の時期に差し掛かる企業様に限らず、ぜひとも原点や強みを共有させて頂き、ともに継続発展の道を歩んでいければと考えております。
とにかく地域経済の根幹である雇用を支える中小企業の皆さまに「安心」を。
ワンストップで親切。相談してよかった。
そのお言葉の積み重ねをしていけるよう、今後も研鑽を重ねていこうと思います。
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