スタッフブログ

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「将棋」

2024-12-13

テーマ:スタッフの日常

テレビや新聞の将棋コーナーでお馴染みの藤井聡太さんがプロデビューされる少し前、アマチュアで段位を持っている方に接待将棋を受けたことがキッカケで将棋に興味を持つようになり、将棋観戦することを無上の喜びとする専門のオタク、いわゆる「観る将」になりました。接待で勝たせてもらって以来実戦ではほとんど勝てたことがないので、私は将棋がとても弱いですが、将棋自体はとても好きなのです。

将棋棋士のタイプにも攻め将棋派や受け将棋派、戦法のバリエーションが豊富なオールラウンダー、一つの戦法を何十年も指し続ける一本槍など枚挙にいとまがなく、それぞれが持ち味を活かし、準備をし、目の前の相手に勝つために繰り広げられる盤上の駆け引きや対局者の心情模様が、観戦していると心動かされます。

将棋漫画「3月のライオン」の主人公モデルとも言われる元竜王名人 豊島将之九段の師匠で、吉野郡下市町出身の桐山清澄九段が先月Eテレの将棋番組「将棋フォーカス」で紹介されていて、以下その中でのエピソードです。

9歳でプロ養成所の奨励会に入会した豊島さんはとても負けず嫌いで、当時は対局中に敗勢濃厚となると必死になって駒音を高くして打つ癖があったようです。

その様子を見ていた師匠の桐山さんは豊島さんに一言、「その闘志を内に秘めて指しなさい」と諭したそうです。

豊島さんはその教えを守ってプロになってからも対局中は常に表情を変えず冷静、ポーカーフェイスで有名な棋士となり、複数タイトル保持者として将棋界の第一人者となりました。

通算1,000勝まであと残り4勝というところで惜しまれながら規定引退となった桐山さんですが、今も「将棋を次の100年へ|新・将棋会館建設プロジェクト」として老朽化した関西将棋会館の高槻への移転に尽力されており、また毎日ストレッチを続けていて77歳の今も180°開脚ができるくらい柔軟な体を保持されているそうです。

この話題に触れて、運動不足なのに日曜の朝から家で将棋のテレビばかり見ていることを自省し、来年こそはストレッチから少しずつ体を動かす取り組みを私も始めなければなりません。

                                               林

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