スタッフブログ

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実印

2019-05-04

テーマ:ひとりごと

1年半前の話ですが結婚して姓が変わったことを機に実印を作り、登録しました。
その実印を作ったハンコ屋さんから納品された箱に添えられていた手紙の中の言葉がいまでも印象に残っています。
 そのハンコ屋さんだけではないのかもしれないのですが
「当店では個人の実印にアタリと呼ばれる上下を表す溝を付けていません。

それは、大事な書類を捺印するときに、印面を見て上下を判別し、

(本当に押しても大丈夫だろうか?)と言った【間】を持ってもらうため、

という意味と
自分の分身である大事な印鑑に傷をつけないためです」

とありました。

その添えられてる一言に、印鑑文化を大事にする日本人らしさや漠然とではありますが日本人の心のようなものを感じ、自分の中で実印の存在がより大切なものに変わりました。
 私たちの仕事では相続の分割協議書や契約書等でお客様の実印をお借りし、代わりに押印させていただくことも多くあります。

そんな時、その目の前にいる方の意思を代理して分身をお預かりし押させていただくという実印の重みを思い出し、上下を印面を見てしっかり確認し、(今から押すよ、押して間違い無いよね)と【間】を自分の中でしっかりとって押させていただかなければいけないと思っております。

 

若林

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