BLOG代表税理士 松尾ブログ

トヨタに「向き合う」
2019-06-26
テーマ: 税理士@松尾
トヨタ自動車は数ある日本企業の中でも「一人勝ち」のイメージをもたれがちですが、
最近、その危機感に目を見張ります。
トヨタ社長「単独では生きていけない」 脱クルマ会社への未来戦略
社長に就任早々、
・リーマンショック
・プリウスの事故によるバッシング
・東日本大震災
などさまざまな逆境にもまれた豊田章男社長。
自作自演という情報もあったにせよ、プリウスの暴走事故に際してアメリカの公聴会に呼ばれた時には
何通りもシナリオを想定し、遺言まで書いたといいます。
その後も、北米統括本社をテキサス州はプレイノ市という小さな町に統合させたり
⇒私もいきました。(当時の様子)
CASEという概念の創出とソフトバンクとの新会社設立。
モビリティに関しては、内閣の最重要政策パッケージである「骨太の方針」でも最初にくる国家的な重要課題となります。
奈良の片田舎からではありますが、その動きにずっと注目をさせて頂いています。
何事も、たとえ10分でも「向き合う」ことが大切。
向き合わないと表面の奥に潜む本質に出会うことが出来ないから。
仕事でも、お客様の数字に「向き合う」時間をいかにつくるかを意識しています。
で、日曜日の昼間、トヨタ自動車並びに豊田章男社長に向き合ってみると、
豊田家ということでの表面的な華麗なイメージとは違い、
恐ろしくなるほどの「鋼の塊」でした。
民法の相続関連分野の改正スケジュール
2019-06-23
テーマ: 事業承継
民法改正の中の「相続分野の改正」について、
7月から本格的に施行されます。
おおまかなスケジュールは次の通り。
2019年1月13日スタート(施行すみ)
自筆証書遺言に添付する財産目録は、パソコンなど自署じゃなくてもOK
2019年7月1日スタート
・預貯金仮払い制度
⇒参考記事
・遺言執行者の権限明確化
⇒参考記事
・遺留分侵害額の金銭債権への変更
⇒参考記事
・特別寄与分の創設
⇒参考記事
2020年4月スタート
・居住権の創設
⇒参考記事
2020年7月10日スタート
・法務局で自筆証書遺言書を保管する制度スタート
やはり、遺留分の改正が非常に大きく、
そもそも遺留分の対象となるのが相続開始前10年の生前贈与に限られることも非常に大きいように思います。
⇒参考記事
外部リンクは制度の概要を把握するためにおつかいください。
「経営者はまずは(自分の会社の)株式だけでも遺言を。」
私どもとして、事業承継の現場でよく申し上げることです。
遺言・遺留分の双方において改正がなされ、
事業承継にも大きく影響があります。
税務面においても、やはり節税の王道は生前贈与。
まずはご自身の現状分析(推定相続財産の把握と推定相続税をつかむ!)から。
相続税を払うのは自分ではなく残された人。
いざ数字に落とし込むと、ご自身のイメージとは違うかもしれません。
というか、実務上の感覚ベースでは、ご自身のイメージと違っているケースがほとんどです。
人は「ギャップ」があればそれを埋めようと行動に出ます。
目標と現実にギャップがあれば行動します。
イメージと現実にギャップがあれば行動します。
まずは現状認識こそが行動の原点です。
法隆寺JC様にて
2019-06-19
テーマ: セミナー報告
「節税の盲点」ということで講演をして参りました。
わたしは30代のころは天理の青年会議所に所属していたのですが、
おとなりの法隆寺青年会議所さまからのご依頼でした。
基調講演とはいうものの、
あくまで異業種交流会の前座的な位置づけですので
・60分程度で
・経験をもとに、
・時間が押してしまうことのないように、
・本質(一番大切なこと)を
・直球で、
お話をさせて頂きました。
節税には4つのタイプがあります。
そのうち大切なのは
「手元資金を増やし、利益も増やす節税」。
もっとも気を付けないといけないのは
「手元資金を減らし、利益も減らす節税」。
決算賞与を出す。
旅費日当を出す。
慰安旅行に行く。
自宅を社宅にする。
消耗品を買う。
費用を前払いする。
役員退職金を支給する。
非常勤役員にも退職金を支給する。
役員報酬を分散する。
それらすべて、お金が出ていきますので「手元資金を減らし、利益も減らす節税」にあたります。
今は販売ストップになった「節税保険」というのは節税にすらならないので最も気を付ける必要があります。
当日のスライドから。
○○に入るのは、「カネ」です。
節税の目的は、税金を安くすることではありません。
節税の目的は、お金を残すことです。
節税よりも、まずは「会計」。
会計を見る力をつけたうえで考えるべきこと。
試算表が(たとえば)80日後にしか上がってこないのに節税なんて考えたら危ない危ない。
人間はみな、間違いもするし、体調も壊します。
自分が体調を壊さなかったとしても、自分の大切な人が壊すことも考えられます。
そういった不確定要素にも出来るだけ耐えられるよう、態勢を整えることの方が先決です。
会計を有効に使い、態勢を整える。
節税よりも大切だし結果として税務調査にも耐えられます。
鎖(くさり)は一つでもさびた部分があれば千切れてしまいます。
組織の強さは「弱点」で決まるのです。
○○に入るのは・・・「弱点」。
順序を間違えないように、って意味です。
○○に入るのは・・・「一つ」
目的をはき違えることなく、
節税に目をくらむことなく、
それぞれの企業の目的を果たして頂ければと思い、話を終えました。
青年会議所への恩返しの想いも込めて。
- 2025年8月 (1)
- 2025年7月 (2)
- 2025年6月 (4)
- 2025年5月 (2)
- 2025年3月 (2)
- 2025年2月 (1)
- 2025年1月 (2)
- 2024年12月 (3)
- 2024年11月 (1)
- 2024年10月 (4)
- 2024年9月 (2)
- 2024年8月 (3)
- 2024年7月 (2)
- 2024年6月 (4)
- 2024年5月 (4)
- 2024年4月 (3)
- 2024年3月 (2)
- 2024年2月 (2)
- 2024年1月 (2)
- 2023年12月 (3)
- 2023年11月 (2)
- 2023年10月 (5)
- 2023年9月 (1)
- 2023年8月 (4)
- 2023年7月 (2)
- 2023年6月 (5)
- 2023年5月 (3)
- 2023年4月 (4)
- 2023年3月 (2)
- 2023年2月 (4)
- 2023年1月 (4)
- 2022年12月 (3)
- 2022年11月 (7)
- 2022年8月 (1)
- 2022年7月 (2)
- 2022年6月 (2)
- 2022年5月 (3)
- 2022年2月 (1)
- 2022年1月 (3)
- 2021年11月 (2)
- 2021年10月 (1)
- 2021年8月 (9)
- 2021年7月 (1)
- 2021年6月 (2)
- 2021年3月 (1)
- 2021年2月 (3)
- 2021年1月 (2)
- 2020年12月 (4)
- 2020年11月 (3)
- 2020年10月 (4)
- 2020年9月 (3)
- 2020年8月 (4)
- 2020年7月 (4)
- 2020年6月 (2)
- 2020年5月 (1)
- 2020年4月 (3)
- 2020年3月 (6)
- 2020年2月 (3)
- 2020年1月 (3)
- 2019年12月 (4)
- 2019年11月 (4)
- 2019年10月 (6)
- 2019年9月 (3)
- 2019年8月 (4)
- 2019年7月 (5)
- 2019年6月 (6)
- 2019年5月 (8)
- 2019年4月 (7)
- 2019年3月 (11)
- 2019年2月 (8)
- 2019年1月 (8)
- 2018年12月 (10)
- 2018年11月 (8)
- 2018年10月 (9)
- 2018年9月 (9)
- 2018年8月 (7)
- 2018年5月 (2)
- 2018年4月 (2)