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奈良県独自の補助金

2025-08-23

テーマ:経営を守る情報

 

8月23日。処暑。

処暑とは「残暑が和らぎ、朝夕は涼しい風が吹き始める」はずが、、、まだまだ酷暑の中、

22日には、

奈良県ホームページにて独自の補助金(中小企業省力化・生産性向上設備投資支援補助金)の案内が公開されています。

 

サイト

 

ポイントは下記の通りです。

 

・申請前かつ設備の導入前に、県が派遣する中小企業診断士の支援を受けている

・8月28日から診断士との面談申し込みを受け付け

・申請は来年1月16日まで受け付け

・補助総額4億円、約160社を想定

・来年2月20日までにした、省力化・生産性向上に資する設備導入費を対象

・補助率1/2で上限500万円(下限100万円)

 

(流れ)

1,診断士と面談

2,交付申請

3,交付決定

4,設備導入

5,実績報告

⇒実績報告の直近1か月の給与総額(役員報酬を除き非常勤社員を含めた全従業員の所定内給与)が、R7.3と比べて2.4%以上増加している必要あり

6,補助金交付

7,その後3年間、毎年4月末までに成果報告

 

先日の事業承継補助金とともにご参照を。

親族内承継も対象。事業承継・M&A補助金

 

各種補助金がありますが、こちらは賃上げが「前提」となっている補助金です。

 

先日来から「賃上げ」が声高に叫ばれているところですが、本来であれば賃上げの前に「生産性向上」があるはずです。

生産性向上のないままに、同じく先日来から経営を覆いつくしている「人手不足感」に流され安易に人数を増やしてしまうと、賃上げも相まって経営に大きな痛手となります。

実際、時給1,500円になったとすると、1,500円×8時間×年間労働日数240日としただけでも月給で約25万円。

初任給25万円が当たり前の状況がいずれ顕在化します。

 

やはり日々お客様とお話ししていると、少し前までは人手不足を多く耳にしていましたが、

「本当に人手不足なのか?」

「経営資源をもっと集中させるべきところがあるんじゃないのか?」

というお声も聞かれるようになってきています。

弊社も「少数精鋭かつ多世代」を基本的考えとして、引き続き人材採用、教育に注力したいと考えているところです。

 

この時期は2週連続であおばセミナーを開催します。

いずれも「人」に着目したテーマとなります。

 

【8月28日(木)〜退職金準備を考える〜】

・Z世代の特徴

・公的年金の仕組みと財政状態

・中小企業の退職金相場

・個人でする退職金準備

・中小企業にとっての退職金制度6選

・税の節減効果のある制度

・税と社保の節減効果のある制度

・企業型DCをお勧めする理由

 

【9月4日(木)〜賃上げ支援策を考える〜】

・最低賃金引き上げと「壁」

・年収の壁は結局いくらになったか

・業務改善助成金と9月中にすべきこと

・キャリアアップ助成金と9月中にすべきこと

・働き方改革助成金

・税制面の支援策(所得拡大促進税制)

・事業承継補助金その他の補助金

・周辺的賃上げとしての「日当」の税務上の注意点

 

お客様対象のハイブリッド形式開催となりますので、お時間許せばご参加もしくはご視聴ください。

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