BLOG代表税理士 松尾ブログ

松尾ブログ

12月上旬を振り返り

2025-12-14

テーマ: 税理士@松尾

 

12月の前半、社内を見渡しただけでも、

・私自身もお世話になった青年会議所からの、部下の卒業

・社員における結婚&出産

・今年は五科目合格者は出なかったものの、税理士試験における念願の科目合格

など様々すでに起こっております。

 

また年末に向け、コロナ禍に借りた奈良県独自の無利息での借入金をどうするか。

無利息とはいえまだ元金返済に利益水準が追い付かず、金利が発生してでも借り換えるかそのまま収益改善に取り組むかの選択。

→金融機関との関係性や情報開示を適時適切に行っていれば、金利上昇下ではありますが、まだ固定金利の商品の提案がある印象を持ちます。

 

また、事業承継の手段としての売り手、そして買い手としてのご相談。

→いつも申し上げるのは、中小企業のM&Aでは、まずは何といっても純資産が大切。利益がいくら出ているからそれの〇年分、というのはあまり考慮の余地はありません。

 

地域の金融機関においては、

・国債の金利上昇に伴う債券の含み損問題

・都市一極集中による地方からの預金流出問題

が顕在化しつつあるように思います。

→「国債の金利が過去最高」は、言い換えれば「国債の価格が過去最低」となりますものね。

そして個人的には、都市一極集中は少子高齢化よりも問題なのでは?と思っています。

 

また我々の業界にとっても例えば先日このような日経新聞の記事がでました。

→【米国、会計士から配管工で給与3倍の幸福度

 

と思いきや、雇用ジャーナリストの方が、いやいやミスリードだろう、という動画をすぐにアップしたりと、AIで仕事が云々の文脈でさまざまな情報が流布されます。

→【AIで雇用破壊のウソ:ホワイトカラーが今後も稼げる理由

 

そもそも、特にわれわれ会計業界を巡っては、このような新聞記事や週刊誌、雑誌で定期的にこのような特集が組まれます。

が、、、それは私の印象では10年くらい前からずっと続いていることです(一説によると、その特集はよく読まれるらしい。業界人に。)

ですので、士業の垣根を超えた総合型コンサルの経験をしたい方は、安心して我々と一緒に働きましょう。

 

 

禅宗には、おなじ座禅でも、

・師匠から弟子へ課題を与えた上で臨む「公案禅」

・ひたすらに座禅を組む「只管打坐(しかんたざ)」

といったように何種類かあるようです。

 

お客様や、身の回りに起こる一つ一つの大切なテーマに対し、まさに「公案禅」を組むがごとく、テーマごとに自社なり自分なりに思考をめぐらせ【判断】を下せるかどうかが試されているような気がします。

お客様に対してはその【判断材料】を的確に提供することができるかといった意味において、我々の仕事内容も試されているということでしょう。

 

親族関係にない者へと事業承継してきている当社において、

組織づくりにあたって心がけてきたのは、【世代の塊(かたまり)】です。

私自身も組織内においては「古株のおっさん」の世代に入っておりますが、30代の若手が着々と力をつけてきており、20代もまた、試験勉強をしながらも実務でもせっせとその後ろを追いかけてきてくれています。

 

12/14。

心に残る講演において、「精神的なプレッシャーは客観的状況に左右されない」ということを学びました。

要は、組織側が「少しでもいい環境を」と努力していたとしても、本人が「こうあらねばならない」と感じ続けてしまえば、結局は強いプレッシャーになることもあるそうです。

仕組みやプログラムも大切ですがそれだけに頼らず、複数の「個」が関係しあうことで、「こうありたい」という理想を描くことができる組織づくりができてきたか、年末にかけて禅問答したいと思います。

 

年末恒例のライフワーク、【しめ縄づくり&お正月講座】

ことしはcafeでの開催となっています。

 

毎年楽しみにして下さっている方もおり、感謝感謝。

この人、普段は税理士さんなんですよ、って参加者の人から紹介しもらったりと面白いキャラとして扱って頂いています(笑)

 

こちらも年内残すは、12/28の開催のみ。

https://www.instagram.com/hakutaisaryo?igsh=Y2dtbGJrY2J4OTdv

 

しめ縄、お年玉、鏡餅などなど。

ほとんど全ての日本人がおこなっているお正月行事の「意味」を紐解く上でのキーマンはスサノオノミコトの子供であるオオトシガミなのですが、次回は橿原市の今井町のcafeということで、

テキストを橿原神宮バージョンに改修して臨んでまいります。

 

Screenshot

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秋祭りに合わせて

2025-11-24

テーマ: まつおの畑作日記

 

地元の秋祭りの日を収穫の目安にして、

 

恒例の松尾家芋掘り大会。

 

 

 

 

今年は安納芋で

 

 

何個あっても良し

 

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働き方改革から働きたい改革へ。

2025-11-09

テーマ: 税理士@松尾

 

生産性向上というのは本来、

やるべきことに集中する」というところにあるはずのところ、

いかに労働時間を少なくするか」というところに過度にスポットが当てられてきたような気がします。

 

しかし、自分のスキルアップとか他人への貢献を考えると、「打率」も大事ですがやっぱり「打席数」が大切で、

また、「働きたい改革」という言葉もちらほらと耳にするようになり、なんとなく潮目が変わりつつるような気がしています。

 

日経新聞でもこんな記事が

→「働けない英国人、G7で突出 病欠給付金10兆円が財政圧迫

・労働者の権利拡大法案で週休3日など柔軟な働き方の拡大をめざしたが、経済界との協議の末、雇用主が従業員の申し出を拒める規定を加えた。

・ギリシャは24年に施行した法律で週6日勤務制を可能とした

 

 

そんな中、吉田松陰先生をたずねて、社員旅行に行って参りました。

 

コロナ禍を経て、そして昨年の20周年イベントを経て、実に7年ぶりの社員旅行。

 

実際の松下村塾を目の当たりにすると、建物自体は本当に質素。

本当にやるべきこと、すなわち、

・教育

・人を育てる

・人を育てることができる人を育てる

そこに注力をされていた様をひしひしと感じました。

 

またその松下村塾の奥には松陰神社。神名を得て松陰先生が祀られていました。

 

明治天皇が明治神宮に、

東郷平八郎も東郷神社に、

乃木希典も乃木神社、

松下幸之助は松下社

として祀られるように、わが国では多大なる功績のあった実在の人物を神様として後世まで末永く祀り称える素晴らしい文化があります。

 

そう考えると、

橿原神宮の神武天皇、

全国に点在する八幡社の応神天皇、

八坂神社のスサノオ、

といった古くからの神々もまた、おそらく実在した人物であり、古事記や日本書紀のように文字による伝承ができる前から、

口頭により人々が伝承してきたんだろうと思っています。

 

 

旅行は立冬の日、11月7日から行ってきました。

10代から50代まで、幅広い年齢層の社員が、研修もしつつその土地の名産品もいただき、二日間みっちりとコミュニケーションを取る機会も良いもんだと思います。

 

若手社員も続々入ってきてくれていますが、若手社員にはマンツーマンで教育担当をつけて1年程度みっちりと教育を施す仕組みにしています。

新人がやがて教育担当者になり新人を育て、ある人の教えが連綿とつながっていけば良いのではないかと思います。

 

 

夏から冬に急変した今年。
万博には結局行けなかったけど、夏の思い出作りに訪れた大都会に広がる花火。

これはこれですごくキレイですが、打ち上げて終わるではなく、29歳の松陰先生が残した教育の原点を経て、

つなぐ文化がより一層強化されますように。

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