税理士松尾ブログ
「新卒×中小企業×地方」就活イベント
2020-09-23
今月も
大学生と地方中小企業とのマッチングイベントを開催しました。
アンケート結果も上々で、
中小企業にとっては若く才能あふれる人材を。
大学生にとっては就活に中小企業という選択肢を。
これから就活を迎える学生さんにとっては、コロナが非常に大きな転換点となるかもしれません。
上場企業などの大企業とて採用を抑えるでしょう。
転勤がなく
通勤ラッシュもなく
社長との距離が近いからこそ
思いも強く、
みんな面倒見がよくて
風通しも良く
日本の地方を支え続ける、
そんな中小企業にスポットがあたることを願います。
今回は2回目の開催ですが、各回ともに学生さんは8~9名の少人数制で、学生さん側は募集して2日で定員に達する人気ぶり。
のみならず、各回ともに出席いただいた中小企業へのインターン希望者が出ています。
2022年春卒の学生さんが中心ですので、卒業して採用までは時間が少しかかりますが、その間はインターンやアルバイトを通じて
中小企業だからこその理念教育を施してギャップのない採用として頂ければと思います。
次は10/17、年内最後です。
お問い合わせはこちら
秋以降も粛々と
2020-09-14
テーマ:税理士@松尾
弊社本店が所在する天理市のイチョウ並木からは銀杏が落ちはじめ、季節が早くも移り変わろうとしています。
しかし今年は特に、年初からコロナという訳の分からぬものが蔓延し、季節の変わり目を感じることなく怒涛のように時間が過ぎているように感じます。
先月には我々市民に勇気を与え続けてくれている天理大学ラグビー部の寮におけるクラスター事案が発生し、報道によると大学側へ謝罪要求をする電話が多数寄せられたように聞いております。
近年、国連主導でSDGsという持続可能な社会を目指す運動が全世界的に繰り広げられており、わが国ではそれよりも前から伝統的に「三方良し」として自社とお客様の他にもう一つ、「世間様」を大切にする価値観でもって経営が繰り広げられてきました。
先の天理大学の事案でも、謝罪せよ、とは恐らく「世間様」に対して謝れ、とのことだと推察しますが、我々が古くから大切にしてきた価値観が、本来とは全く違う形でしかも身近なところで発現しようとは思いもよらないことでした。
しかし第二波についても、先のように国全体の経済を止めることなく、いわゆるローカルロックダウンとして大阪市内の一部地域のみの営業自粛を促したのみで、新規陽性者数の移動平均で見ると落ち着きを取り戻しつつあります。
やはり、コロナに対しては「ワクチンを待ちつつ粛々と経済を回し、反転攻勢に備える」ことをやり通すしかありません。
同時に、マスコミやSNSでは様々な情報が錯綜し、かつてないほどにその情報の「真偽のほど」に目を向けられているように感じます。
よく言われているように、先日の安倍総理の事実上の辞任会見においても、秋冬のコロナ対策への質問はおろか労いの言葉もなく違和感を持たれた方も多いのではないでしょうか。
事業承継の現場においても、先人への労いは前提とも言えるものです。
私どもも、この事態下での皆さまの経営において「信頼ある情報の軸」とならねばならぬと改めて身を引き締めたところです。
別ページにてご紹介しております通り、先日「中小企業と新卒学生との就活イベント」を開催しました。私とはもはや二回り程も年齢の違う現役の大学生たちと一緒に、企業側と学生側にとって、とにかく良き「出会い」の場となるようにと練ってきた企画です。
最近は面接をオンラインで実施されることも多いと思いますが、「リアルでやりたい」という学生側の強い要望があり、感染予防対策を十分に講じた上で会場をお借りして現実空間で開催しました。
やはりこれだけ世代が違っても、対面を大切にするのは共通しており、変わるものと変わらないものの見極めが大切だなと感じた次第です。
粛々と経済を回す、の「粛々と」とは、「損益分岐点を下げて資金の見通しを把握しながら」を想定します。
種々の事情があるにせよとにかくコロナに立ち向かい経営を守る。
そのために考えうることを弊社も行動に移して参ります。
「企業×大学生」就活イベントを開催
2020-08-31
8月29日、お客様ご支援の一環で「就活イベント」を開催しました。
最近は採用コストの高まりから「リファラル(縁故)採用」も脚光を浴びているところですが、経営資源の限られた中小企業にとっては、採用とは結婚と同じようなものですので、
・募集の間口は広く
・コミュニケーションを経て
・理念やビジョンに共感を生んでから
採用をする、という王道だけは外せません。
今回の企画は学生団体エブロ+(プラス)という現役大学生の団体とコラボし、
「地方の中小企業」と「2022年または2023年春卒業予定の大学生」
との出会いの機会となれば、と考えてのものでした。
(学生向け募集チラシ)
2022年春または2023年春卒業ということは、就活を始める前の大学生であり、接触する時期としては少し早いように感じるかもしれません。
しかし就活が始まってしまうと福利厚生面で勝る大手企業と同じ土俵にあがることとなりますので、その前から接触機会を持って頂くことが重要と考えました。
中小企業には事業面での魅力はもちろん、そのほかにも
・経営者と近い
・チャレンジできる
・転勤や通勤が圧倒的に少ない
など魅力がたくさんあります。
ただ、学生にとっても、就活サイトに登録して大手企業を中心にエントリーシートを多数送り内定が出たところに就職する、といったことがまだまだ当たり前に捉えられがちで、就活の対象に中小企業へ目が向かないのでは、と思います。
少し接触機会が早くても、その大学生が卒業するまでの間、アルバイトや社内行事に呼ぶなどして理念教育や受入準備をしていただき、採用して頂ければと思っています。
9/19と10/17にも開催予定です。
フリーアナウンサーの清水健様もこのイベントの趣旨に賛同して頂いており、8月に続き、9月と10月も会場をお貸しいただき、司会も務めて下さいます。
⇒会場のeach stage
感染症対策を講じ、清水さん司会のもと、それぞれ「企業側は2社」「学生側はおよそ10名」で和気あいあいと双方向で進めていきます。
今回の参加大学生は大阪市立大学、大阪府立大学、龍谷大学、奈良大学の学生さんが中心でした。
人は出会いで成長しますし、出会いで人生も変わります。
私も年を重ね、そのことを強く感じます。
なにをするにも結局は「人」だ、と。
学生側にとっても出会いの大切さを実感する良き時間となっていればいいな、と思います。
そしてまた、無事に採用までつながり、何もしなければもしかすると東京に行くことになっていた人材が地方へ就職し、「日本の地方」が少しでも活性化すればと思います。
古代ヤマトの水源をめぐるオンラインツアーを催行。
2020-08-03
テーマ:税理士@松尾
地元の大先輩方とともに、古代ヤマトの水源をめぐるオンラインツアーを催行しました。
誰しも「心象風景」として子供のころに過ごした地域の風景が残っていると思いますが、改めて見つめなおすと新たな価値に気づきます。
しかしその地方では、人口が減少し、空き家が目立ち始め、金融機関や商業施設が撤退する。
そんな現実もまた、起きています。
旧磯城郡。
古代ヤマトが発祥し、周囲への影響力を強めていくさまを、三輪山・龍王山を擁する青垣山脈からの「水」という切り口から、多数の方々のご協力もとに作られた映像とともにご紹介をさせて頂きました。
三輪山の麓の、民家の前を流れる水路。
何気なくある石ですが、これは下流への水量を2/3と1/3に配分するためのものだそうです。
それだけ生活に関わる貴重な資源だった水。
大和側の本流、初瀬川沿いにたたずみ、大神神社と同じく大物主命を祀る「村屋神社」の宮司様にも、光栄にも生出演頂きました。
そしてそんな、地元の皆さまの結晶である映像を、司会の大役を務めさせて頂き、お送りしました。
オンラインでしたので東京からも申し込みを承っておりました。
司会なんて初めてだしど素人ですが、「やらないと分からん」ということで何とか乗り切った感じです。いや、乗り切れてないかも。
いずれにしてもこれからも先輩たちに何とか食らいついていきたいと思います。
龍王山。大和の水源。
2020-07-06
テーマ:税理士@松尾
今日も雨かと思っていた日曜日。
と思いきや陽が差し始め、子供のころに登った山へ。
その名は龍王山。
日本が始まった大和平野。
その大和平野を潤す原点、水源地であります。
頂上付近にはホコラがあり、しめ縄で仕切られたその先にはまさに水源が。
(この水源は天理市柳本町一帯へ)
(この水源は天理市田町一帯へ)
水源とはいえ、そこから流れ出す水流はわずかなものです。
しかし、山頂からいくつもの水源と合流し、最終的には広大な大和平野を2,000年以上も前から潤おしています。
山頂からは
・第10代 崇神天皇陵
・第12代 景行天皇陵
・箸墓古墳
・黒塚古墳
・大和三山
・纏向
という初期ヤマト王朝の錚々たる史跡群が見下ろせます。
初期ヤマト王朝が誕生したのみならず、その後もこの地は織田信長の弟である織田長益の系譜が治め、またこの龍王山には古豪十市氏が山城を築き、いまもなお山中に石垣が残ります。
最初は微々たる水の流れでも、価値さえあれば長きにわたり多くの人々を潤す。
思いもよらぬ梅雨の晴れ間に久方ぶりの訪問。
再び自分の原点を確認できましたし、オンライン授業も大切だけどこんな時こそ幼少期からの地域資源教育もまた大切だと感じた一日。
その仕事観から溢れる生き様を、学生さん達に
2020-02-19
普段から「つなぐ」という理念で仕事をしていると、
税理士法人あおばとは別にもう一つ法人があっても良いかと思い、
仲間とともに「一般社団法人STAGE」という法人を運営しています。
そこでは税理士業よりももっと直接的に、地域社会や若者に対しての
機会提供をおこなっています。
たとえば、
・国産稲わらによるしめ縄づくり
・日本定例研究会@奈良
などを今まで開催してきました。
いずれも平日の夜間や土日にやっています。
そのSTAGEの事業の一つが
「MY LIFE」。
昨年に引き続き2回目の開催となりました。
私たち大人からみて「カッコイイな」と思う人たちに
そっとSTAGEを差し出し、自分の仕事や仕事観を学生さんたちに語ってもらう事業です。
仕事観からは必ず生き様が溢れますので
事業名は「MY LIFE」。
この日は
・SONYに勤めながらも住職に転身。
ある事件をきっかけに使命感に燃え、「おてらおやつくらぶ」を全国展開、さらに地域の公民館で「こども食堂」を展開する桂さん。
・天理教校学園を卒業し仲間4人で起業。
その後200憶企業にまで成長させ、今は社会福祉施設や学習塾を運営する遊屋(ゆうや)さん。
学生(主に高校生と大学生)にとって、いろんな職種の方の生の声を聞く機会は恐らくめったになく、
さまざまに刺激があったのではないかと思います。
チラシ記載の入場料(500円)からも分かる通り、
スピーカーにギャラは発生しません。
というか発生させられません。。。涙。
なおかつ各界の第一線で活躍される方々なので、
主催者としては登壇のお願いは大変なのですが、
そこを快くお引き受け頂いたことに心より感謝。
その上熱く、熱く学生さんたちに語り掛けて頂き感謝と敬意でいっぱいです。
結果的に第一回目のMY LIFEのスピーカーさん(その時は3名)も含めて輪も広がり、
理念があれば「行動」の先に無駄はないこと、
そして「出会い」の大切さが身に沁みます。
これからも
・素敵な人
・大切なこと
・伝えたいこと
にそっとSTAGEを差し出し、
想い、地域、そして企業を次代へつなぐことができるよう、出来るだけのことをやっていきたいと思います。
すごくシンプルですがメルマガバックナンバーのページが出来ました。
2020-02-12
テーマ:税理士@松尾
毎週月曜の朝8時にメルマガを発行し始めて4年目。
トレンドで出来事は決まるといいます。
税理士の視点を通じて中小企業経営の実務をみつめ、
出来るだけ私なりにトレンドをアウトプットできるようにと発信しています。
そのバックナンバーのページをつくりました。
ページは私らしくシンプルに。
でも掲載は残念ながら過去2年分のみ。。。涙
ま、情報は旬なものがいいので仕方ないとして。
登録してみようと思って頂ける方はこちらから。
登録も解除も無料です。
地方から世界へ
2020-01-29
テーマ:税理士@松尾
正月早々に秩父宮ラグビー場へ。
大学ラグビー選手権の準決勝の観戦でした。しかも日帰り。
天理大学VS早稲田大学
昨年の準決勝では当時大学選手権を9連覇中だった帝京大学を
破ったことから今年も、と期待していたものの、、、今年は完敗。
しかし奈良の片田舎の大学が名門早稲田大学と、
しかも完全アウェーの中で交錯するのはそれだけでカッコイイものでしたし、
ゲーム中の彼らの掛け声を耳にすると、彼らの青春を感じ取ることもでき、
懐かしくも清々しい経験をさせて頂きました。
そして今度は「天理スポーツフェスタへ」
天理から世界へと羽ばたかれた、
オリンピックの金メダリスト
日本代表
世界選手権の覇者
普通はあり得ない面々との接点機会を構築して頂いた行政(天理市)に感謝。
この日は多分、天理市民に向けたイベントだったと思いますが、
このコンテンツなら世界中から呼べるだろうな、と感じます。
(ついでに写真も行政から拝借)
軸足は地方。もう片足は世界。
ビジネスにおいてもこの姿勢は必須。
価値はつねに世界を見据えていなければ、
と再認識した一日。
黒字決算割合が70%を超えてきました。
2019-12-07
テーマ:税理士@松尾
弊社の黒字決算割合(12か月トータル)が
70%を超えてきました。
この厳しい経営環境下でも、
ほんとに、前を向いて頑張っていらっしゃるお客様が多く、頭が下がります。
10年以上にわたり、
私たちがセミナーをはじめとした様々な企画を催して、
それがきちんと開催させて頂くことが出来るのも、勉強熱心なお客様のおかげ。
私たちも負けじと情報収集とアウトプットを今後も心がける次第です。
税務申告で赤字ということはそれだけキャッシュが出ていってるということ。
我々がお客様をちゃんとサポートできているかどうか、我々がいい仕事をできているかどうか、
そのバロメーターは「黒字決算割合」だ。
弊社内部でも常々啓蒙してきました。
実際のところは黒字が全てではない、というのも現実だとは思います。
しかし、基本は「一点集中・一点突破」。
新規契約を頂戴しながらも、長きにわたりこの数値をウォッチしています。
その間、今も、様々な流行があります。
人材紹介の紹介手数料は、分かりやすく高止まったまま。
高止まったままだから、、、といってリファラル採用。
・・・人手不足の時代の暁には人余りの時代が来るはず。原理原則通り、税理士の価値を語って採用を続けたい。
ことさらにSDGsが叫ばれますが、
日本は昔から三方良しと言って自分、お客様ともうひとつ、世間様を重んじてきました。
・・・Win-Winの関係を超えた、価値観の一致の関係性を重んじてきた文化がもともとあります。
今は確かに大変ですが、流行があれば廃りもある。
原理原則を大切に、
お客様に「安心」をもたらす専門職コンサルティングファームに近づけるよう、
キャッシュリッチへのサポートができる体制づくりを進めていきます。
ふるまつり
2019-10-23
テーマ:税理士@松尾
古事記にも記される、
わが国最古の神社の一つ、石上神宮。
毎年10月15日は「ふるまつり」の日。
9年ではなく
90年でもなく、
900年ものあいだ続くお祭りです。
地元の天理青年会議所に加入させて頂いていた時は、
御鳳輦を担がせて頂いていましたが、
卒業した今はそれが出来ません。
そのときは担がせて頂き、有難かったなあ、と懐かしむ思いで
前日の10月14日に参拝してきました。
900年以上という膨大な時間、続けられている行事。
そういえば、社歴が200年を超える長寿企業の会社数は日本が世界でダントツ。
昨今のノーベル賞受賞者もまた、何十年の長きにわたって愚直に研究を続けられての結果。
そこにはきっと、
「何か」を信じるとか、
「何か」を守るとか、
「何か」をつなぐとか、
強い気持ちが間違いなくあり、
それが見事に結果として表れている景色と言うのはすごく美しいことだな、と思います。
しめ縄インストラクター初級講座に合格!
2019-10-13
テーマ:税理士@松尾
正月にほとんどの家庭で飾る「しめ縄」
年神さまは不浄を嫌うため、お迎えをするために年末には大掃除をします。
大掃除が終わり、
年神様をお迎えするときの、門松とともに重要なしるしがしめ縄。
ときには「雲」を表し、
ときには「結界」を表し、
古くから日本人に習慣として根付いてきたしめ縄。
とうぜん、稲わらで作るのが本来の姿です。
しかし近年は、国内で2週間も置いておけば国産と表示できるそうで、
実態は稲わらではなく「中国産の水草」であることもしばしばあるそうです。
水草なので、「もはや稲ですらない」という事実。
稲作も機械化が進み、コンバインなどの機械で刈り取ってしまうため、
稲穂だけが収穫されて稲わらは粉砕されてしまいます。
もはや貴重品となりつつある
「国産の稲わら」。
私どもの使用する稲わらの産地である岐阜県東白川村は
廃仏毀釈の影響で村内に「お寺」がなく、「神の村」として知られています。
その神の村でしめ縄専用に大切に育てられた稲わら。
これを用いて日本古来のやり方でしめ縄をつくります。
その作り方のインストラクター講座を受講し、無事合格。
日曜日の昼間、大の大人が寄り集まって
神聖な稲わらでしめ縄をつくる。
少し滑稽な風景かもしれませんがいたって真剣。
握力もすぐになくなり、
しめ縄ダイエットなることばも生まれました。
特性のゴムチューブも使って猛練習。
地域の小学校など教育機関はもちろん、
企業研修にもいいと思います。
少し前までは日本の各家庭でごく当たり前に
されていただであろう習慣。
もう一度その習慣に触れる機会をこれからも作っていきたいと思います。
「無関心を装った無知」
これを(私も含め)少しでも解消していければ。
根付きすぎて、根付いていることすら気付かないこと。
2019-09-25
テーマ:税理士@松尾
学生の頃、村上龍氏の「イン・ザ・ミソスープ」という小説を読んだことがあり、
淡々と進む物語の途中から突然、凄絶な展開が繰り広げられ、
まるで映画館で映画を見ているような錯覚で食い入るようにその先を読み続けた記憶があります。
(体験だけが先行して話の内容はよく覚えていませんが。。。)
それに似た感情をよみがえらせてくれた、この書籍。
淡々と遺跡の説明が進むと思いきや、
終盤につれて著者の豊かな感情が繰り広げられます。
一日に2回読み返したのも久しぶりの経験でした。
私のイメージでは、
・縄文イコール土器。
・稲作文化の浸透とともに滅びた。
それくらいの知識しかない中、
・縄文人も稲作をおこなっていた
・稲作により「余剰」が生まれ、中国大陸では争いが絶えなくなっていることを縄文人は知っていた
・よって稲作を受け入れるかどうかの葛藤があった
・政治と祭祀に特化したヤマト王権は縄文回帰の拠点であった
・江戸時代もまた、縄文回帰が原点
1万年もの間、各方面から渡来人を受け入れ、
和の精神をはぐぐんだ下地があってこその今日。
私たちはもっと「日本的経営」に自信を持たねばならないな、
と改めて感じます。
「Win-Win」とよくいいますが、
「Win-Win」すなわち「損得」だけだと、
悪いことをしようとしている人に武器を渡しても、そこだけみれば「Win-Win」になっちゃう。
近江商人が三方良しといいましたがまさにその通りで、
「Win-Win」プラス「理念」「価値観」が大切。
稲作は人々を劇的に豊かにするのは分かってはいるものの、
それをやってどうなるのか?
大いなる葛藤の元、結果的には稲作を受け入れたわけですが、
それでも「和」の精神、多神教の精神は今も強く根付いています。
根付きすぎて
当たり前になりすぎて
根付いていることすら忘れてしまっている。
どの企業にも、
当たり前に思っていることにこそ、実は価値があるのだと思います。
MY LIFE vol.1
2019-07-31
テーマ:税理士@松尾
7月27日土曜日。
【普段近くにいる人にこそドラマがある】
ということで開催したイベント
MY LIFE
中学生・高校生・大学生・そして社会人にお越し頂きました。
スピーカーは3名でそれぞれ私が30代のころに頂いたご縁。
ホント、出会いで人生は変わるし
出会いで成長するものだと思います。
住職と社会福祉法人の理事長を兼務し、いまや世界を股にかけて
日本の教育プログラムを輸出されている上山さん。
奈良を愛し、市役所にご勤務されている吉本さん。
東大出身で親しみやすくスマートで、熱いハートの持ち主。
必ず生産者と腹を割って話しをし、
その上で天理の味を、東京は麻生十番で発信し続ける木村さん。
みんな単純にカッコイイ。
大好きな大人たち。
どんな思いで仕事をしているのか、
人生の転機はどこだったのか、
そして若者に伝えたいこと。
出会いで人生は変わりますが、
話を聞いたり、話をしたりしなければ、
「出会っている」ことには気づかない。
だから私たちは、
私たちがカッコイイと思っている大人と、
これから地域をになっていく子供たちとの
「出会いの場」として開催しました。
わざわざ都会に行かなくても、
都会から高いお金を払って人を呼び寄せなくても、
普段から地域に根付く人間にドラマがある。
土曜日の午前中の催し物でしたが、
朝っぱらから泣きそうになることしばしば。
本当に、お三方には感謝しかありません。
41歳経営者。
ヒマではない中、少しでもいいと思うことであればまずは行動。
そして継続が大切。
そんな想いで企画しました。
令和元年7月。再スタート。
2019-07-10
テーマ:税理士@松尾
毎年恒例の7月1日。
経営計画発表会。
奈良に戻って10年目。
税理士事務所に身を置いて20年目。
個人的にそういった節目にもあたる年。
委員会やユニット(課)を入れ替えて臨むこととしました。
経営計画発表会をし始めてから6年ほどが経つと思います。
その間、新しいお客様との出会いは200件近くになると思います。
とにかく
多面的に
長期的に
根本的に
専門知識を用いて考え、
それを、わが社独自の伝え方で分かりやすくご提供する。
そしてとにかく発信をする。
第二木曜日に設定して平成20年から始めた「あおばセミナー」だけでも99回目を迎えようとしています。
有難いことに培うことが出来てきた信頼と実績をもとに、
今年を節目として、3年でもなく5年でもなく、
4年計画の最初の年としました。
尊敬する、資産税専門税理士の三瀬からも計画発表。
全体的な発表は弊社第3代代表の南谷から。
会社規模はわが社とは比べ物にならないですが、
かのトヨタ自動車が今、これほどまでに危機感を募らせている根源は、
Maasやカーシェアリングが普及するとクルマ需要が劇的に減る、というところにあるように思います。
⇒参考ブログ:トヨタと向き合う
私どもの業界でも、かつては弥生会計を買収したライブドアが税理士法人を立ち上げたりと、
これからも激震がどこから来るか分かりません。
そんな時代を生き抜き雇用を守り、お客様とその地域に価値提供をし続けるために
選んだテーマは「進化」。
進化とは、
ステル
アラタメル
アタラシクスル
ことであると共有しました。
そこから出てきた期間である「4年」という時間軸。
くしくも、
税理士法人あおばの初代代表である池田が立ち上げに深くかかわった
近畿青年税理士連盟奈良支部も創立50周年。
光栄にも記念式典の司会をさせて頂くこととなり、
何かご縁と義理を感じ、こちらも全力で全うしてまいりました。
わたくしは池田と面識はございませんが、
同族関係で経営承継をしていない税理士法人あおばだからこそ分かる、
「お客様の経営を守る」という精神性。
進化。
変わるもの。
変わらないもの。
変えてはならないもの。
令和元年7月。
再スタート。
トヨタに「向き合う」
2019-06-26
テーマ:税理士@松尾
トヨタ自動車は数ある日本企業の中でも「一人勝ち」のイメージをもたれがちですが、
最近、その危機感に目を見張ります。
トヨタ社長「単独では生きていけない」 脱クルマ会社への未来戦略
社長に就任早々、
・リーマンショック
・プリウスの事故によるバッシング
・東日本大震災
などさまざまな逆境にもまれた豊田章男社長。
自作自演という情報もあったにせよ、プリウスの暴走事故に際してアメリカの公聴会に呼ばれた時には
何通りもシナリオを想定し、遺言まで書いたといいます。
その後も、北米統括本社をテキサス州はプレイノ市という小さな町に統合させたり
⇒私もいきました。(当時の様子)
CASEという概念の創出とソフトバンクとの新会社設立。
モビリティに関しては、内閣の最重要政策パッケージである「骨太の方針」でも最初にくる国家的な重要課題となります。
奈良の片田舎からではありますが、その動きにずっと注目をさせて頂いています。
何事も、たとえ10分でも「向き合う」ことが大切。
向き合わないと表面の奥に潜む本質に出会うことが出来ないから。
仕事でも、お客様の数字に「向き合う」時間をいかにつくるかを意識しています。
で、日曜日の昼間、トヨタ自動車並びに豊田章男社長に向き合ってみると、
豊田家ということでの表面的な華麗なイメージとは違い、
恐ろしくなるほどの「鋼の塊」でした。
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